廬山寺での鬼法楽を見に行きました。
午後3時からなので、2時頃に行ったのですが、境内はもう凄い人・・・
鬼のお加持が行われていました・・・良い鬼によって身体の悪いところを加持してもらい病気、災難を除去してもらっているようです。 とても近づけません。
時間はドンドン過ぎ、境内はドンドン人が増えて来ます。
太鼓と法螺貝の音を合図に、赤鬼、青鬼、黒鬼がゆっくりと踊りながら出現します。
松明と宝剣を持った赤鬼
大斧を持った青鬼
大槌を持った黒鬼
参詣人を威嚇するように踊り続けます。
鬼の迫力に、何処からか幼子の泣き声が聞こえてきます。
三匹の鬼は人間の善根を毒する、貪欲(強欲な心)・瞋恚(しんに…いかりの心)・愚痴(愚かな心)の3つを表しているそうです。
踊りながら、堂内に入った鬼は、護摩供養の修法が執り行われているまわりを踊りながら妨げをしているようですが、人垣の中にいるので、全然見えません。
法弓・・・東・西・南・北・中央の5箇所に向い矢を射て、悪鬼、邪霊を降伏させ平和を守ります。
矢に追われて、三匹の鬼は、武器を捨てヨロヨロと逃げていきました。
廬山寺の境内を中心とする処に紫式部の邸宅が営まれていて、源氏物語の花散里の屋敷はこのあたりであったといわれています。
境内にある源氏庭は平安朝の庭園で、白川砂と苔の庭だそうです。
源氏物語に出てくる朝顔の花は今の桔梗のことであり、紫式部に因み、紫の桔梗が6月末から9月初め頃まで静かに咲き、物想う人が訪れるとか・・・いつか、私も訪ねてみたいと思います。